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広目天の睨み(東大寺戒壇堂) 2022/8 四切 |
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須弥山を守る四天王の一柱「広目天」は武器を持っていない。筆と巻物という文化的知性でもって仏法を犯す邪鬼を踏みつけて守っている。その眼光は鋭いが、法隆寺の阿形や吽形のようなカッと見開いた怒りの目ではなく、知性的な涼しい目である。千里の先まで見通すという広目天様は、統一協会との関係をのらりくらりと否定し逃げ切ろうとする輩たちに全てお見通しだぞと睨んでいるように思えてくる。 |