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                          セメント工場    2011/9 F20  
先月、安治川河口にある「地球館」へ観劇に行ったとき、対岸にこの工場が聳え立っていた。上方部分しか見えないが、一昔前に建てられたような古めかしさ、要塞のような構成の工場のインパクトが強く、これは描かなければと思い立った。観劇後、全体が見渡せるところを探して歩き回ったが、高い防潮堤に阻まれてどこからも見えない。仕方なく地上から見上げる構図のスケッチは諦め、国道の大橋に上がってみた。橋上は安治川水門を通しての港の遠望など絵になりそうな風景が広がっていた。おまけに海から絶えず吹きつける風が汗を引いてくれる。まるで家で扇風機にあたりながら絵を描いているような心地よさだ。三度通って数枚のスケッチをしてから久しぶりに20号に挑戦してみた。目線が高いために構図が難しく何度も線を引き直したり、色を重ねたりして時間がかかった。その割にはまたまた硬くて一律的な感じの深みのない絵になってしまった。

          
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