椿いちりん

椿いちりん  2021/2 四切
2月度の川端画塾で選んだモチーフは枯れ枝の窪みに差された一輪のヤブツバキ。枯れ枝は分厚く複雑な樹皮に被われ、白い苔が多数ついていた。年輪を感じる渋い風格があるが、これを主役にするのは私には手に負えない。そこで枯れ枝はそれと分かる程度で表すことに止め、一輪の花を主役にして、その紅色を濃い墨色との対比で強調できないものかと思って描いた。


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