秋隣 2026/10
四切
「椿の実」は初秋の季語。春に花を咲かせ、夏に青い実を結び、秋には茶褐色へと色づき、やがて艶のある黒い種をのぞかせます。この作品は、まだ残暑の厳しい九月に川端画塾で描いた青々とした椿です。青い実にかすかに差した赤味が秋の到来を告げていました。どっしりとした器の口元に若い実の命がそっと乗っている感じを何とか表現したいと思いました。若い実の成長(成熟)力、そして季節が静かに移りゆく気配を感じていただければ幸いです。
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