道修町の街角





























2008/9 F6    道修町の街角
先月、道修町にある重文の旧小西商店をスケッチしたとき、通りの奥にはまだまだ絵心をそそる風景が残っているような気がして、日曜日に再訪してみた。ビルに囲まれた一角に小さな漢方薬店が眼にとまった。立ち退きや立て替えを拒否し頑固に伝統を守っているような感じが気に入った。休日の道修町は閑散としている。例によってクルマのなかから写生したが、閉店中なので活気がない。再度平日に訪れてスケッチし、店を開けているように修正した。
最後に瓦屋根の白さが気になって、一面にグレーを塗ってしまった。これが大失敗。店の存在感が一挙に無くなってしまった。仕方なく、白のガッシュで上塗りしてごまかしたが、塗る前の良い感じは取り戻せない。悔いることしきりである。それと周囲のビルを描くときもっと遠近法を意識すべきであった。段ボールで作った箱を置いているように見えるという酷評を得た。


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