| 秋を纏う 2026/10 F8 |
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| 水彩画クラブで描いた人物画を描き直そうと筆を進めていたのですが、いっこうに捗らなくて、ずいぶん時間が経ってしまいました。モデルさんの強烈な個性を追い求めようとしても、なかなか掴みきれなかったのです。観たままに整った顔立ちの女性が静かに腰かけている絵だけでは面白くないなと思ったからです。そんな悩みを抱えながらぼちぼちと描き進めているうちに、ふと気が付きました。彼女の佇まいが静かで控えめであるからこそ、このスカーフと服装が秋の気配を鮮やかに表出しているのではないかと。人物の控えめさが、季節感を表現するのに一役買っているのではないかと。だから個性ばかり追う必要はないかなと思った次第です。そういうことで、季節を素直に纏っている人という意味で「秋を纏う」という題名を付けました。 |