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サパ遠望

サパ遠望  F4
サパで三連泊した。標高1600mの高地のためかずっと濃霧と雨だった。これは早朝にホテルのベランダからスケッチしたもの。夜明け後の一時だけ霧が晴れるのだ。朝食を摂ってから続きを描くつもりでいたら瞬く間に霧に包まれてしまった。

サパの表通り

サパの表通り F4
霧雨に会って仕方なくホテル前の通りを軒下からスケッチした。通りには登山用ウェアや用具を売る店が軒を連ねている。ベトナム最高峰の山への登山や少数民族の村へのトレッキングをする観光客が多いからだ。少数民族の女性たちの通行が多い。外国人観光客に手作りの小物を売り歩いているのだ。赤ん坊を背負って行商している人も多い。夜明け前から歩いて来るそうだ。わずかな現金収入しか得られないだろうにたいへんな仕事だ。スケッチしているとそんな女性達に取り囲まれた。どうも拙画よりも私の折りたたみ椅子に興味があるようだった。

サパの裏通り

サパの裏通り1  F4
山岳の町サパはどこもかしこも坂ばかり。急斜面に小さな粗末な造りの民家が所狭しと林立している。先月、このスケッチ画を描き直したものをアップしたら、スケッチ画の方が良いと言う感想が多かった。家で描くと時間の制限がないのでついつい描きすぎてしまうからだろうか。

サパの裏通り2

サパの裏通り2  F4

旅行中、瓦屋根の民家は一軒も見かけなかった。この芋畑の端に建つ比較的大きな民家でもスレート張りの屋根と板張りの壁だった。すきま風を防ぐためか壁には防水シートが張られていた。濃霧のじめじめした外気なのに屋外にたくさんの洗濯物が干されていた。日本でも洗濯機が普及する前はそうだったことを思い出した。手洗いでは脱水が弱く乾きが遅いし室内干しもできないからだろう。

花モン族の女性

花モン族の女性  F4

サパからクルマで3時間かかるバックハーという山奥の村へ日曜市を観に行った。遠くから様々な少数民族の人たちが集まってきていたが、最も多いのは地元の花モン族。名前のとおり民族衣装がすごく華やかで装飾品も凝っている。手作りの服装なのでそれぞれに違っていて、何か民族衣装の競い合いのような感じがした。どこに行っても国旗が掲げられている。大規模な市場の活気ある雰囲気を描写したかったが、こんな駄作になってしまった。

ラオカイ1

ラオカイ1  F4

ラオカイで中国との国境を見てきた。1979年の中越戦争のときラオカイは中国軍に1ヶ月間占領されている。当時、カンボジアに侵攻したベトナムとカンボジアのポルポト政権の後ろ盾となっていた中国が対立したのだ。ベトナム戦争で同盟関係だった社会主義国どうしが戦争までするのかと非常に驚いたことを覚えている。今は友好の旗が立ち並び平和的ムードだった。高層ビルが立ち並んでいるのは中国雲南省側、手前の古い建物群はラオカイの町。

ラオカイ2

ラオカイ2  F2変形
ハノイ行きの夜行列車の待ち時間に駅前通りをスケッチした。バイクが洪水のように行き来して騒音がものすごく、クルマも遠慮無く警笛を鳴らすので耳がガンガンしてきた。目の前で宝くじの販売が始まるし、靴磨きの若者が磨かせてくれと寄って来るので、落ち着いて描いておれない。失業中かメインの仕事がないような若者をたくさん見かけた。この国も貧富の格差が大きくなっているのだろうか。

ハノイ1

ハノイ1  F2
夜行列車で早朝にハノイに到着した。深夜便で帰国するので、それまでハノイの旧市街などスケッチに行った。これは市民が憩う公園で一休みしながらホアンキエム湖を描いたもの。博物館や劇場など観光スポットはどこにも寄らず、ひたすらスケッチ三昧の旅だったが、どうも遅筆な質で同行の二人が2,3枚描ける時間に1枚描ければ良い方だった。

ハノイ2

ハノイ1  F4

両替したドンが乏しくなって昼食代も支払えなくなった。円で両替してくれる銀行を訪ね歩いた。ベトコン銀行本店でようやく両替してもらえ、ほっとして本店の生け垣に座って目前の果物屋さんをスケッチしたもの。駐輪中の大量のバイクを描いていないので通りの様子がちょっと違った感じになった。