初秋の能勢長谷

2009/10 F6 初秋の能勢長谷 
彼岸花が咲く田園風景を描きたいと思いつつも、舟屋の絵を描き終えたときには彼岸花は散りかけていた。せめて稲穂が波打つところでもと、久しぶりに能勢の長谷に出かけたら、稲刈りも終わっていた。箕面よりも半月は早い。天日で稲干ししている小さな棚田を見つけた。近頃は機械で人工的に乾燥させるので、あまり見かけなくなった光景だ。
10/15、絵仲間から「前面の緑と中間部の緑が殆ど同じというのが若干気になる」という指摘を受け、中景の調子を若干弱める修正をした。別の仲間からは、「手前の稲木、稲穂のカーテンに少し抵抗感がある。鑑賞者の目線がグライダーで滑空していくような方角へと導くよう計算しつくされた構成と対立してしまうような気がする」という批評もいただいたが、これは今から修正しようがない。、こういう批評は非常にありがたく勉強になる。公表後に手直しするような醜態をさらしているが、これも勉強中の素人の絵だとご寛容願いたい。

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