在原の郷

 在原の郷  2011/6 B3
絵仲間と滋賀と福井の県境近くの在原を訪れた。お気に入りの登山コースのマキノの赤坂山、三国山から5キロほど先に茅葺き屋根の農家が10数棟も残るこんな素朴な集落があるとは知らなかった。小さな集落だが描きたいポイントが多すぎて迷ってしまう。とても一度では描ききれないのでまた来ようということになった。我々のような来訪者が増えているのであろう。敷地内立入禁止の看板がかかっていた。住民の迷惑にならないよう細心の注意が必要だ。集落内唯一のお店が蕎麦屋さん。農作業があるので11時から3時までしか開かない。蕎麦粉100%の手打ちで形は不揃い、濃厚なだしで美味しかった。絵の方は力が入りすぎ、またこってり塗りの従来の手法に戻ってしまった。

HPにアップするといろいろと感想やご批評をいただけるのでありがたい。主役の民家に比べると背景の山や樹木、点景の人物に不満が残るというご指摘、主役の民家の中でも何を描きたかったのか、主役の中の主役があるはずで、そこを強調すべきというご指摘には頷けた。本描きのまえに10〜15分ほどラフスケッチをしながら、強調するところ、省略するところを考え、バランスを取って描くようにというアドバイスもいただいた。今回の習作は茅葺き屋根に魅せられて描いたのに、原画ではそれが生かされていないような気がしてきた。そこで、アンバランスな背景と手前を思い切って画面から切り捨ててみた。これで少しは、主役の民家の屋根が引き立ったであろうか。元の絵も参考に掲げておくことにする。(6/17)


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在原の郷1


原画